名古屋市東区で名越弥五郎の花瓶を買い取らせていただきました。

名古屋市東区で名越弥五郎の花瓶の買取を行いました。この地域は、多様な歴史的価値を持つお品が見つかることで知られており、このような花瓶は、収集家や美術愛好家にとって大変価値のあるお品です。

名古屋骨董店では掛け軸や絵画、美術品など幅広いカテゴリーの買取を行っています。当店は、これらのアイテムが持つ芸術的価値や歴史的重要性を高く評価し、専門的な知識を持つ鑑定士がそれぞれのアイテムの価値を精査し、公正かつ透明な取引を提供しています。買取されたアイテムは、新たな所有者によって適切に保存され、その美を後世に伝えるための一助となります。このように、名古屋骨董店は、美術品や骨董品の歴史を大切にしながら、それらを次の世代へ繋げていく役割を担っています。

名越弥五郎 花瓶¥30,000円~100,000円

京都名越家5代 名越弥右衛門

こちらの作品は15代大西清右衛門の書付から京都名越家5代 名越弥右衛門(生年不詳~1724(享保9)年)の作品と思われます。

釜師の家系である名越家は、室町時代末期から現代に至るまで、長い歴史を持つ家系です。この家系は、5代目の弥七郎(弥阿弥)が足利義政に仕え、茶の湯釜を制作・献上したことから始まります。弥七郎のこの功績により、名越家は代々釜師としての地位を確立し、茶道文化に大きく貢献しました。

特に注目されるのは、6代目の善正(同じく弥七郎と呼ばれ、1619年に没)で、彼は京都三条釜座に住み、西村道仁とともに「天下一」の名声を得ました。善正の時代に、名越家の基礎が確立され、釜師としての名声が高まりました。

名越家はその後も発展を遂げ、善正の長男である三昌(さんしょう、弥右衛門、38歳で没)は京都に住み、一方、次男の家昌(弥五郎、29歳で没)は江戸に住み、江戸幕府に召されました。これにより、名越家は京都と江戸に分かれて発展し、両家はそれぞれに独自の歴史と伝統を築き上げました。

京都の名越家と江戸の名越家は、それぞれの地で釜師として高い評価を受け、日本の茶道文化に大きく貢献し続けています。代々受け継がれる技術と伝統は、日本の文化遺産の一部として今も尊重されています。名越家の歴史は、日本の茶道文化を支える重要な一翼として、現在に至るまで続いています。

15代大西清右衛門とは

15代大西浄心は、名門の茶道具製作者である大西家に生まれ、14代大西浄中の次男としてこの世に誕生しました。彼は幼名を益三郎といい、成長するにつれて清右衛門と名乗り、また諱(いみな)は健生といいます。彼の人生は、茶道具の製作に関する深い知識と技術を追求することに捧げられました。

大西浄心は、学問にも熱心で、九州大学を卒業した後、さらにその学びを深めるために京都大学大学院へ進学しました。ここで彼は、さらに専門的な知識と技能を身につけるために、京都美術学校の専攻科で学びました。これらの学びの経験は、彼の茶道具製作に対する理解を深め、技術の研鑽に大きく貢献しました。

1960年(昭和35年)、大西浄心は家業を継ぐため、15代大西清右衛門を襲名しました。この襲名は、彼が大西家の伝統を継承し、茶道具製作において新たな時代を築いていくことを意味していました。大西浄心は、その後も茶道具の製作において、伝統と革新を融合させた作品を生み出し続け、日本の茶道文化に大きく貢献しました。彼の作品は、その優れた技術と美しさで、多くの茶道愛好家から高い評価を受けています。

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名古屋骨董店では、骨董品、掛け軸、絵画、美術品など幅広いアイテムの買取を行っています。当店では、お客様に最大限の便宜を図るため、出張料、査定料などの費用は一切無料です。

名古屋骨董店の鑑定士は、それぞれの分野に精通しており、掛け軸や絵画、美術品などの鑑定において豊富な経験と知識を持っています。このため、お客様の貴重な品々を正確かつ公正に評価することが可能です。当店は古い時代の品々から現代の作品まで、幅広い種類のアイテムに対応しており、それぞれのアイテムに対して最適な価格を提示します。

このように、名古屋骨董店はお客様の利便性を重視しており、専門的な知識を持つスタッフによる無料の出張鑑定サービスを提供しています。これにより、お客様は自宅から一歩も出ることなく、安心して自分の貴重なアイテムを評価してもらい、適切な価格で売却することができます。この手軽さと信頼性が、名古屋骨董店を多くの人々に選ばれる理由の一つです。

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名古屋骨董店
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名古屋市を中心に骨董品、美術品の買取販売をしております。
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