名古屋市千種区で九谷焼の香炉を買い取りさせていただきました。

名古屋市千種区にお住まいのお客様から九谷焼香炉を買い取らせていただきました。私たちは、お客様が大切にされている美術品や骨董品を、公正かつ適正な価格で買い取りしています。

九谷大雅 香炉買取相場 ¥10,000円~20,000円

九谷焼について

古九谷は、江戸時代に石川県加賀市の九谷村で始まった陶磁器の一派で、良質の陶石発見後、大聖寺藩によって後藤才次郎が有田で技術を習得し、1655年頃に藩の政策として生産がスタートしました。この時期に作られた作品は「古九谷」と呼ばれ、約半世紀後に突然の廃窯に至ります。その理由は明確ではないものの、作品は今も高い評価を受けています。現在、加賀市山中温泉九谷町には「後藤才次郎紀功碑」と「古九谷窯址碑」が残り、研究が進むにつれ、産地が有田であった可能性が浮上していますが、地元では異論もあります。

再興期は約1世紀後の1807年、加賀藩が京都から青木木米を招いて金沢の春日山に窯を開かせたことから始まり、「再興九谷」と称されます。この時期には加賀地方一帯で数多くの窯が立ち、新たな陶石の発見や磁器・陶器の移入禁止政策により隆盛を迎えます。

九谷焼中興の祖とされる九谷庄三は、寺井村の農家出身で小野窯にて技術を習得し、後に能登で能登呉須を発見し、九谷焼に大きな影響を与えました。彼の開いた寺井窯は西洋の顔料を取り入れ、庄三風と称される画風を確立しました。

明治時代に入ると、九谷焼は主要な輸出品となり、ジャポニスムの流行により欧米で人気を集めます。この時代には、西洋技法の導入や型押し技術の採用、量産化が進みました。また、金沢区方開拓所製陶部として始まった授産施設は、石川県勧業場を経て、金沢工業学校の開校により次代の陶芸家の育成に貢献しました。これらの歴史的経緯を通じて、九谷焼はその技術と美術性を発展させ、現代に至るまで多くの人々に愛され続けています。

名古屋骨董店にお任せください。

名古屋骨董店では、絵画、彫刻、陶磁器、古書、掛け軸など、様々な種類の美術品や骨董品の買取に対応しております。当店の目的は、お客様が大切にされてきた品物の真の価値を見極め、適正な価格を提示することです。ご自宅に長年保管されている、思い出深い品々や、その価値を正確に知りたい品物がございましたら、ぜひ名古屋骨董店へご相談ください。

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名古屋骨董店
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