名古屋市千種区のお客様より加藤幸兵衛の作品を買い取りました。
加藤幸兵衛は、その卓越した技術と美的感覚で知られる陶芸家です。また六代目加藤幸兵衛は人間国宝の加藤卓男になります。
一方で、加藤幸兵衛は、より手頃な価格帯の製品も制作しており、その中には湯呑のような贈答品も含まれます。これらのアイテムは、日常使いやギフト用途に適しており、500円から1500円の範囲で手に入れることができます。これらの湯呑も、彼の特徴的な技法と美的センスが反映されており、手作業による質の高い仕上がりが見られます。ただし、これらは彼の高価な作品に比べると、デザインがシンプルで生産過程も簡略化されているため、より手頃な価格で提供されています。
加藤幸兵衛の作品は、伝統的な日本の陶芸の技術を継承しつつ、現代的な感覚を取り入れており、幅広い層の愛好家から支持されています。彼の作品は、美術館や展示会で展示されることも多く、陶芸の世界での彼の地位は非常に高いです。このように、加藤幸兵衛の作品は、高級なコレクターズアイテムから日常使いのアイテムまで、幅広いニーズに応えるものとなっています。
幸兵衛窯 贈答品 | 買取相場 ¥500円~1,500円 |
加藤幸兵衛 作品 | 買取相場 ¥5,000円~200,000円 |
加藤卓男 作品 | 買取相場 ¥5,000円~400,000円 |
こちらに提示している「買取相場」は平均的な市場価格を指します。この価格は、一般的な取引価格を反映しており、多くのケースにおいてこの範囲内で取引されることを示唆しています。しかしこの買取相場は、様々な要因によって変動し個展作品などの特別なアイテムは通常の市場価格よりも高額買取になるものもございます。
幸兵衛窯とは
- 幸兵衛窯は、文化初年(1804年)に初代加藤幸兵衛によって美濃国市之倉郷で開窯。
- 初代は江戸城本丸、西御丸へ染付食器を納める御用窯となる。
- 二代目は流麗精緻な染付の優品を手掛ける。
- 三代目は中国宣徳染付の研究に没頭。
- 四代目は名人気質。
- 五代幸兵衛(1893~1982)は、青磁、金襴手、染付、赤絵、天目など中国陶磁をはじめ、乾山、李朝などの技法で名品を生み出し、幸兵衛窯の礎を築く。
- 現在は7代目幸兵衛が継承。
幸兵衛窯がある多治見市や美濃焼について
美濃焼は、岐阜県の東南部に位置する多治見市、土岐市、瑞浪市、可児市から産出する陶磁器の総称で、その歴史は古く、深い文化的背景を持っています。美濃焼の歴史を理解するには、この地域の地理的および歴史的背景を探ることが重要です。
元来、美濃国三郡(土岐、可児、恵那)は愛知県の尾張、三河と接する地域であり、この地域は陶磁器製造に不可欠な原料である「土岐サレキ層」が豊富に存在しています。この資源を活用して、陶工たちは古くからこの地域で自由に移動し、瀬戸と美濃の区別なく製陶を行っていました。
1567年(永禄10年)、織田信長が尾張から美濃に侵入し、この地域を兼併すると、政治的な変化が起こりました。瀬戸の陶工たちが美濃三郡に流入し、これにより美濃焼の基礎が確立されました。この時代から、美濃焼はその技術と芸術性を発展させ、独自のスタイルを築き上げていきました。
江戸時代に入ると、美濃三郡は幕府の直轄地となり、物産に関しては尾張藩の規制を受けました。特に1804年から1830年にかけての文化文政時代には、陶磁器製造が盛んになり、美濃の焼物は名古屋の十二蔵元商に納められ、販売時には瀬戸焼の名を使用するようになりました。現在、焼物を「セトモノ」と呼ぶのは、この歴史的経緯に由来します。
しかし、明治維新とともに廃藩が確定すると、美濃焼はついにその名を称えることができるようになりました。美濃焼は、その長い歴史を通じて、日本の陶磁器製造の発展に大きな貢献をしてきました。現在でも、その伝統的な技法とモダンなデザインが融合した作品は、国内外の愛好家から高い評価を受けています。美濃焼は、岐阜県の東南部地域の文化と芸術の象徴として、今もなおその地位を保っています。
幸兵衛窯の作品の買取はお任せください。
名古屋骨董店は、幸兵衛窯の陶器をはじめ、幅広い種類の骨董品や美術品の買取に特化しています。幸兵衛窯の陶器は、その独特の技法と美しいデザインで知られ、伝統と革新を融合させた作品として、多くの愛好家やコレクターから高い評価を受けています。当店では、これらの価値ある陶器を適切に評価し、公正な価格で買取を行っています。
さらに、骨董品や美術品に関しても、幅広いカテゴリーのアイテムの取り扱いをしており、絵画、彫刻、古文書、古着、家具など、様々な種類のアイテムを専門的な知識をもって評価しています。当店の鑑定士は、各アイテムの歴史的価値や芸術性を深く理解しており、それぞれの品物に対して公正で適切な価格を提示します。
お客様がお持ちの骨董品や美術品は、その希少性や状態、由来によって価値が大きく異なることがあります。当店では、これらの要素を細かく検討し、アイテムごとの特性に合わせた買取価格を提案します。また、買取プロセスは透明性を重視しており、お客様に安心してご利用いただけるよう、詳細な説明と丁寧な対応を心掛けています。
当店での買取は、骨董品や美術品をお持ちの方々にとって、信頼できる選択肢の一つです。当店は、お客様が大切にされてきたアイテムを適正価格で引き取り、新たな愛好家の手に渡すお手伝いをしています。買取に関するご相談や、品物の価値についてのお問い合わせも随時受け付けておりますので、名古屋骨董店までお気軽にご連絡ください。
投稿者プロフィール
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名古屋市を中心に骨董品、美術品の買取販売をしております。
骨董品や美術品の世界をわかりやすくお伝えできれば嬉しいです。
大切にされたお品を、次に大切にしてくださる方へ橋渡し。
なるべく多くのお品を後世に遺すお手伝いをさせていただきます。
買取実績
- 買取相場2024年2月9日【九谷焼の大雅香炉の買取相場】名古屋骨董店にお任せください。
- 名古屋市千種区2024年1月17日【豊場惺也(粉吹茶碗)の買取相場】骨董品の買取は名古屋骨董店へ
- 名古屋市東区2024年1月16日【岩田渓山「油滴天目茶碗」の買取相場】陶磁器の買取は名古屋骨董店へ
- 名古屋市昭和区2024年1月6日【藤原雄「備前焼花瓶」の買取相場】骨董品の買取は名古屋骨董店へ。