名古屋市東区で岩田渓山の油滴天目を買い取りました。

名古屋骨董店では、茶道具をはじめとする様々な骨董品や美術品の買取を行っております。当店は、日本の伝統文化に深く根差した茶道具の価値を理解し、その美術的及び歴史的重要性を高く評価しています。今回は岩田渓山の茶碗を買わせていただきましたのでご紹介いたします。

二代岩田渓山の「燿彩天目」は、色彩の豊かさと独特の表現で知られ、三越などで開催される個展では多くの注目を集めています。こちらの画像の「油滴天目茶碗」はご贈答品にも使用されたため買取価格はそれほど高くありませんが、「燿彩天目」は「油滴天目」よりも高額査定となります。

岩田渓山 油滴天目茶碗¥5,000円~20,000円

二代岩田渓山(岩田安弘)について

初代岩田渓山の子として、父岩田渓山から陶芸の手ほどきを受けた後、昭和57年(1982年)には独自の窯を完成させ、天目茶碗の創作に専念しました。天目茶碗は、その深みのある色合いと独特の釉薬の流れが特徴で、日本茶道において重要な位置を占める伝統的な茶碗です。岩田氏は、この古典的なテーマに新たな息吹を吹き込むことに努め、独自のスタイルを確立しました。岩田氏の作品は、東海伝統工芸展や朝日陶芸展など、多くの芸術展で入選を果たし、その技術と芸術性が高く評価されています。特に彼の「燿彩天目」は、色彩の豊かさと独特の表現で知られ、三越などで開催される個展では多くの注目を集めています。

また、日本工芸会の正会員として活動するとともに、美濃陶芸協会の会員としてもその地位を確立しています。美濃地方は伝統的な陶磁器の産地として知られ、岩田氏はその地域の陶芸の伝統と革新を担う重要な役割を果たしています。

彼の工房である渓山窯は、多治見市虎渓山町に位置しており、ここで数々の優れた作品が生み出されています。渓山窯では、伝統的な技法を守りながらも、常に新しい技法やデザインに挑戦することで、岩田氏の作品は常に新鮮で斬新な印象を与えています。そのため、岩田氏の作品は、陶芸愛好家やコレクターから高い評価を受けており、現代陶芸の分野で重要な存在となっています。彼の作品は、美濃陶芸の伝統と現代性を融合した独自の芸術性を持ち、日本の陶芸界において独特の地位を占めています。

骨董品や美術品の買取は名古屋骨董店にお任せください。

掛け軸、絵画、古文書、家具など、幅広いジャンルの骨董品や美術品の買取を行っています。これらの品々は、日本や世界の歴史や文化を映し出す貴重なアイテムであり、それぞれ独特の物語と価値を持っています。当店の経験豊かな鑑定士たちは、各アイテムの芸術的価値や歴史的意義を深く理解し、専門知識を活かして公正かつ正確な評価を行います。

名古屋骨董店では、お客様が大切にされてきた作品を尊重し、新たなコレクターや愛好家への橋渡しを目指しています。お持ちの骨董品や美術品が新たな価値を見出し、次の世代にもその美を伝えることができるよう、丁寧かつ専門的な取り扱いを心がけております。名古屋市及び近郊の皆様からのご依頼を心よりお待ちしております。

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名古屋骨董店
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