西川寧の査定、買取は名古屋骨董店にお任せください。

【西川寧作品の高価買取|名古屋で書道作品をお持ちの方へ】
西川寧(にしかわ やすし)は、文化勲章を受章した日本を代表する書家であり、篆書・隷書・草書・行書・楷書の各書体に新しい境地を切り開いた巨匠です。その作品は、学術的価値と芸術的価値の双方を兼ね備え、現在でも高い評価を受けています。特に、宇宙的な広がりを感じさせる篆書の大作「黙然而笑」や、北碑(北魏の碑刻)への深い造詣を反映した作品は、コレクターや愛好家からの需要が非常に高いです。
当店では、愛知県(名古屋市)、岐阜県、三重県にお住まいの方から、西川寧の掛け軸・書幅・額装作品・研究資料などの買取を積極的に行っております。出張査定も承っており、作品の真価を見極めて適正に評価いたします。西川寧作品のご売却をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。確かな実績と丁寧な対応で、安心してお取引いただけます。
お気軽にお問い合わせください。0120-949-918受付時間 9:00-18:00 [ 年中無休 ]
お問い合わせ お気軽にお問い合わせください西川寧の作家人生
西川寧は、東京都に生まれた近代日本を代表する書家です。父は同じく書家の西川元護(号・春洞)。幼少より書に親しみ、1933年には「謙慎書道会」を創立し、早くから書壇で存在感を示しました。
外務省の特別研究員として北京に留学し、中国書蹟の学術調査にも携わるなど、学究肌の一面を持っていたのも大きな特徴です。慶應義塾大学や東京教育大学で後進を指導し、やがて「西域出土 晋代墨跡の書道史的研究」で文学博士号を取得。研究者としての評価も非常に高い人物でした。
その書風は、中国清代の趙之謙に深く傾倒し「趙家之狗」と自らを称するほどでした。また、北魏の碑刻をこよなく愛し「碑龕侍者」を名乗るなど、文字に対する情熱は生涯衰えることがありませんでした。
篆書・隷書・草書・行書・楷書と幅広い書体を自在に操り、その一つひとつに新境地を切り開いた功績は特筆すべきものです。代表作の「黙然而笑」に象徴されるように、骨太でありながら宇宙的な広がりを持つ作品は、観る者を圧倒します。
日本藝術院会員、文化功労者、そして文化勲章受章と、その偉業は書壇の頂点に立つもの。西川寧先生は、まさに「時代を超えて輝き続ける書の巨人」といえるでしょう。
西川寧の略歴 (Nishikawa yasushi)
1902年 | 書家・西川元護(春洞)の三男として東京都に生まれる |
1933年 | 謙慎書道会を創立 |
1938年~1940年 | 外務省在外特別研究員として北京留学 |
1947年~1962年 | 東京国立博物館調査員(中国書蹟の研究) |
1960年 | 「西域出土晋代墨跡の書道史的研究」で文学博士号取得 |
1977年 | 文化功労者 |
1985年 | 文化勲章受章 |
1989年 | 死去。享年87。正三位勲一等瑞宝章受章 |