董 寿平の査定、買取は名古屋骨董店にお任せください。

【董 寿平の山水画・花卉画を名古屋で買取｜中国近代絵画の逸品を丁寧査定】

名古屋で董寿平（とうじゅへい）の書画や絵画作品の売却をご検討の方は、ぜひ当店にご相談ください。
董寿平は中国現代美術の代表的な画家・書家であり、特に梅や竹、黄山を主題とした写意画で世界的に高く評価されています。独自の書法と筆墨の技術によって生み出された「寿平竹」や「朱砂紅梅」は、美術市場でも非常に人気があります。
当店では董寿平の掛軸、額装、扇面など、さまざまな形式の作品を専門スタッフが丁寧に査定し、高価買取を実施中。名古屋市内および愛知県全域に対応しています。お気軽にお問い合わせください。

お気軽にお問い合わせください。0120-949-918受付時間 9:00-18:00 [ 年中無休 ]

お問い合わせ お気軽にお問い合わせください

董 寿平の作家人生

董寿平（Dong Shouping、1904年～1997年、本名：董揆）は、中国現代を代表する写意画家であり、優れた書法家としても知られています。山西省臨汾市の名門に生まれ、詩書に親しむ環境で育ち、幼少期から書画に没頭。1920年代に北京や天津で経済を学ぶ一方で、独学で書道と絵画の研鑽を重ね、1930年に《墨竹》が発表されると注目を集め、本格的に画家としての道を歩み始めました。

彼は花卉画からスタートし、後に山水画にも取り組み、特に梅や竹、黄山の風景をテーマにした作品で高い評価を得ました。戦時中は西安や成都などを拠点に個展を開催し、絵画販売と創作を継続。新中国成立後は北京に戻り、栄宝斎に勤務しながら創作、鑑定、人材育成にも力を注ぎました。

代表作《黄山雲海》《雨後黄山》《黄山風雨》などは国内外で高く評価され、日本でも展覧会を多数開催。晩年まで旺盛な創作を続け、その作品は今も国内外の美術館やコレクションに広く収蔵されています。彼の芸術は、自由で詩情豊かな筆致と深い精神性に支えられ、中国美術史において不朽の存在として記憶されています。

董 寿平の画風

董寿平は梅や竹を主題とする写意画で高く評価された中国現代の巨匠であり、特に《朱砂紅梅》は絶技と称されています。竹の絵は簡潔ながら力強く、構図には幽玄さが漂い、筆致は書法の技を生かして古雅で重厚、生命力に満ちた墨松の描写も見事です。また山水画では黄山の奇岩や老松を題材とし、形のみならず気韻を追求した表現で、「董梅」「寿平竹」「黄山巨擘」と称されました。

彼の書法は古朴かつ洗練され、堂々とした風格と深い精神性を内包しています。その芸術には、宋代の文同の重厚、元代の顧安の慎重、明代の夏仲昭の豊かさ、石濤の素朴、李方膺の簡潔、鄭板橋の繊細といった諸家の要素が融合され、独自の風格を確立しています。彼は「胸有成竹」に独自の解釈を加え、創作時は心に構想を持ちつつも、描き始めたら即興の感性で自由に表現すべきと考え、それが「寿平竹」の名で親しまれる理由となっています。

若い頃から読書と絵を日課とし、哲学的思索を通じて、古典芸術と現代的手法を融合する独自のスタイルを確立。作品には「天人一体」の思想が表れ、乾湿・濃淡・長短など相反する要素を調和させた構図は、深い東洋哲学の精神を反映しています。董寿平の芸術は自然観、象徴性、感性、伝統美、そして書法が一体となり、観る者に深い感動を与えるものとなっています。